このblogは、自分の日記用に準備をしていたblogページですが、7月になって突然降って沸いた、我が会津美里町、南会津町、下郷村、そして昭和村を跨ぎ、会津の美しい山々を削って建設が予定されている「会津大沼風力発電事業」に関しての備忘録、そして資料を集約する場所として利用することにしました。
先ず申し上げますと、僕は再生可能エネルギーの利活用については基本、賛成の立場です。現在の、そしてこれからの地球環境を考えれば、私たちの持続可能な社会の実現に向け、重要な選択肢の一つだと考えています。
しかしながらエコの御旗の元に日本各地で進められているメガソーラーやこの大規模風力発電事業。しかし、その実態はエコ=*エコロジーからはほど遠いものです。
ここにその実態と、建設に「NO」を表明する僕らの記録を記して行きたいと思います。
*エコロジー (本来は
先ずは事業のあらましについて・・・。
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・2022年7月5日 福島民友新聞 みんゆうnet
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20220705-714185.php
(リンクが切れると思うので、一部抜粋して転載しておきます)
「日立造船(大阪市)が、会津美里、下郷、南会津、昭和の4町村にまたがる区域で風力発電事業を計画していることが4日、分かった。同日、環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書の縦覧を始めた。」
「事業名は「会津大沼風力発電事業(仮称)」で、4町村の約27.3平方キロでの事業実施を見込んでいる。1基当たり最大6100キロワット程度の発電機を最大40基整備する計画」
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◇ 風車の大きさ
こんなデカい構造物を山の尾根や稜線を削って40基も建設するつもりだ。
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◇ 建設予定地
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■ 建設反対の理由 その1 ■
貴重な自然環境の破壊
建設予定地周辺は国の定めた「緑の回廊」や「鳥獣保護区」も含まれ「駒止湿原」も近い。
このエリアはクマタカなど希少猛禽類を始め希少動植物と、それを支え、共に生きる多種多様ないきものたちの棲み処。
会津だけでなく、我が国の生物多様性の保全にとって最も重要な場所のひとつ。
建設資材運び込みのための道路整備、風車土台作りのための山地の掘削、一基の土台につきミキサー車100台超のコンクリートの流し込み等、建設工事によって生態系はズタズタにされ生物の多様性は確実に奪われます。
そして建設後のバードストライクの危険性。
そして風車に脅え、山から畑地や住宅地へと降りてきて「出没」と騒がれ殺される野生動物たち・・・。
これをこの国ではエコと呼ぶようです。
さて、理由はまだあります。
続きは次回。