茗荷の子
「朝は涼しい茗荷の子」 種田山頭火
今朝、自宅裏の水場の脇で茗荷を採取しました。
原産地は東アジアで、現在の中国で栽培品種化されたものが各地に広まったと云われていて、日本をはじめ中国、朝鮮半島などにも自生しているようですが、食材としてミョウガを利用しているのは日本だけで中国では主に漢方薬に使われるとのことです。
俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われてますが、永田町界隈に生息し「センセ」と呼ばれる生きものや「カンリョウ」と呼ばれる生きものの多くは、どうやらミョウガが大好物のようですね。
さて、冒頭の山頭火の句のように朝夕、随分と涼しくなりました。
「ああ、夏ももう終わりかぁ」とつぶやきながらも、つい先日までの酷暑の体感を既に忘れてしまったことに人間の感覚のいい加減さを思っています。
…あっ、それって食べたミョウガのせいなのかな ?
※ミョウガの薬効について (HORITI HP より転載)
みょうがには余分な塩分を体外に排出する働きのあるカリウムが豊富に含まれています。そのため、高血圧の予防に効果があるとされています。
また、独特の香りは、「αピネン(アルファピネン)」という精油成分によるものです。αピネンは、大脳皮質を刺激して眠気を覚ます、胃の働きを活発にする、発汗作用によって血行をよくするといった働きがあります。ほかにも、ホルモンバランスを整える作用から、女性の冷え性などにも効果があるとされています。