Blowin' in the Wind 風に吹かれて そして二つの写真展

 

ミスジチョウの仲間、ホシミスジ

庭先にある彼らの食草「ユキヤナギ」の周りを

そよぐ風に吹かれながら、ひらひら、ひらひらと優雅に飛んでいます。

 

ホシミスジ チョウ目 タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科 8/6撮影

 

アップルミントの花もお気に入りのようです 8/6撮影

蝶は、特別な色の見え方をしていて、人が見ることができない紫外線を見ることができるそうで、どの花も中心が緑色に見えているようです。

チョウは、その緑色に見えるところに蜜があることが分かっていて、それを見分けているようなのですが、それが彼らにとっての真実であり、現実の世界です。

 

アフリカのタンザニアに暮らすハッザ族の人たちの視力を調べたところ、視力11.0という記録が残っているようなのですが、視力11.0の人というのは、ビルの14階から下を見下ろし、地面に立てて置かれたパスタ麺の数を数えられるという事です。

 

それが彼らの真実で、彼らの観る現実世界です。

 

それらの違う現実は、正しいとか、間違っているとかではなく

はたまた能力の優劣でもなく、それぞれの「個性」の違いです。

 

人類という同種であれ、世界中には個性の違う知覚を持ち

その違う知覚による個性的な文化を持つ個々の尊い生命が存在し

この「今」を地球の上で生きています。

 

 

昨夜、今年92歳になった母の語る

第二次世界大戦の体験と記憶を改めて聞きながら

今尚、戦争を止めることの出来ない人類の業

とでも云うものと、自己矛盾について考えていました。

 

何故、争いは終わらないのでしょうか ?

人類は何のために、この星に生かされているのでしょうか。

その答えは今も「風に吹かれている」ままなのでしょうか。

 

 

僕の父の兄。

第二次世界大戦の敗戦を前に、神風特攻隊員として18歳の若さで南の海に消えた。

最後に観た海の色は 彼の瞳に 何色に映っただったのだろうか…

 

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    会津若松と昭和村でリンクして開催されている平和を願う写真展

河北新報 8/2

 

 

 

 

 

 

青春の光と影 スズメバチとウドの花

 

********************* 青春の光と影 **********************

 

ここのところずっと、頭の中を駆け巡っている歌があります。

 

1960年代の終わりから1970年代始めのフォーク世代にはおなじみの曲の一つ

ジョニミッチェルの"Both Sides Now"

邦題は「青春の光と影」

 

僕はまだ観れていませんが、アカデミー賞作品賞を含む

主要三部門を受賞した「CODA」という映画の中で主人公が歌っていて

そのシーンをYoutubeで見聞きすることがピアノの伴奏もEmilia Jonesの歌もめちゃくちゃ素晴らしく、

noribo爺がもう少し若けりゃ、彼女に恋していたと思う。マジで(笑)

 

www.youtube.com

 

更にしみじみと心に響くのが、ジョニミッチェル本人が

2022 Newport Folk Festivalで若い仲間たちと歌うこちら

80歳に届こうという彼女の 円熟した歌声をサポートする

チェロのオブリガードも、琴線をじわじわと揺すぶります。

 

www.youtube.com

 

1967年、ジョニが24歳(23歳という話も)という若さで書き上げたこの名曲は

1968年ジュディコリンズによるリリースでヒットしましたが

ジョニによるオリジナル盤はこちら

 

www.youtube.com

 

 

「青春の光と影」  (さえき奎 さん 訳)

作詞・作曲:ジョニ・ミッチェル
歌:ジュディ・コリンズ、ジョニ・ミッチェル

風になびく天使の髪
空に浮かぶアイスクリームのお城
そしてあちこちへ流れて行く羽毛の渓流
わたしはそんな風に雲をみていたわ

けれど今それは太陽を覆い隠し
雨や雪を降らせるだけのもの
やりたいことがたくさんあったのに
雲が邪魔をして来たの

今わたしは雲を両側から見つめている
上の方や下の方から、あれやこれやとね
でもそれは雲の幻影だって気がついたの
本当は雲のことなど何もわかっちゃいないんだって

めぐり来るお月様と六月  そして観覧車
くるくると目が廻るダンスみたいに
おとぎ話が本当になると
わたしはそんな風に「愛」をみていたわ

けれど今それは別のお芝居のことのように思える
舞台を下りるときは 何もかも忘れ笑って消えるの
後ろ髪引かれたって 気にしちゃいけない
自分の何もかもさらけ出す必要なんてないんだから

今わたしは愛を両側から見つめている
与える側やもらう側から、あれやこれやとね
でもそれは愛の幻影だって気がついたの
本当は愛のことなど何もわかっちゃいないんだって

涙と不安 そして誇らしい気持ちで
「愛してる」って大声で叫ぶこと
夢、陰謀 そしてサーカスの人混み
わたしはそんな風に人生をみていたわ

けれど今幼なじみたちは困った顔をして
頭(かぶり)を振りながら私が変わってしまったと言う
そう、いろいろあったからね
今日まで生きて来た間には

今わたしは人生を両側から見つめている
勝者の側や敗者の側から、あれやこれやとね
でもそれは人生の幻影だって気がついたの
本当は人生のことなど何もわかっちゃいないんだって

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幼い日に感じ、心に映った世界と

経験を重ねる中で観えてきた別の世界

そのはざまで行き交う 複雑な感情

そしてそのどちらもが時の流れと共に移ろう幻影

 

このとても哲学的な歌に当初は「あなたみたいな若い人に人生の何がわかるの?」「『両側から見ている』なんてずいぶん上から目線なのね」等などの批判があったようですが、

ジョニミッチェル始め、ジョンレノンや大好きな宮沢賢治金子みすず等々、

年齢にかかわらず物事の裏表をしっかりと見つめ

本質を「感じ取る」ことの出来る人はいます。

彼女はそれを感じる事の出来る、

とても豊かな感性と想像力を持っている人だと思います。

 

でも、物事の「光と影」には更に微妙なグラデーションの部分もあって

そのグラデーションの部分はとても見えにくくて、掴みにくくて、

自分自身でさえ…というか自分だからこそ分からない。

そんな繊細で複雑な思いをこの歌から感じます。

 

そして還暦を超えて5歳になった僕ですが

今も尚 ”I really don't know life at all”

「本当は人生のことなど何もわかっちゃいない」

 

 

********************* スズメバチとウドの花 **********************

 

2022年8月5日撮影



キイロスズメバチの働き蜂が

ウドの花の蜜を食べています

 

同時にキイロスズメバチ

ウドの受粉を手伝っています

 

持ちつ持たれつ、彼らは実にうまくやっています

 

2022年8月5日撮影



このキイロスズメバチを、人間の一方的な視点で

「害虫」と軽々しく呼んで、すぐに殺虫剤を撒くような人は

美味しいウドの天ぷらや酢味噌和えを一生、食べちゃいけません。

 

♪ "They don't know about life at all"♪

 

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77回目のヒロシマ原爆の日

 

 

オオアリクイと小欲知足

先ずは河北新報 8月5日

 

各方面での一人一人、皆様お働き。ほんとうにお疲れ様でした。

 

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昨日はすごい雨でしたね。

ウチもハザードマップではギリギリの立地。

サイレンと共に警戒警報が流れた時は

ちょっとヒビりました。


大きな被害が出ました。
被害にあわれた皆様には一日も早い復旧をお祈りします。

それにしてもエライ時代になりました。
だれが、こんな地球にしちまったのか…。

 

さて、昨晩NHKで放映された「へんてこ生物アカデミー」

紹介された  どの いきものも、

生きるための優れた技を持ち

その知性に驚かされました

 

中でも最後に紹介されたオオアリクイの生態には

人類がこれから、何を大切にし

いかに生きるべきかという問いと

重要なメッセージが示唆されていました。

 

オオアリクイ 

オオアリクイは名前の通り

1日で約30,000匹のアリやシロアリを食べるといわれていますが、

お目当てのアリ塚を見つけると、決して食べつくすことなく

少し食べてはまた他のアリ塚へ移動するそうです。

 

そして次のアリ塚でも食べつくすことなく

少し食べてはまた他のアリ塚へと移動を繰り返すそうです。

 

一方、食べられたアリ塚にはまだまだアリ達が残っていて

彼らは滅びることなく再び繁殖を繰り返すことが出来ます。

 

つまりオオアリクイは少しの我慢をすることで

自身にとっての食べ物が「これからも担保される」…

というコトなんですね。

 

その後に「小欲知足」という仏教用語が紹介されました。

「小欲」は欲をコントロールして多くを求め過ぎず節操があること。

「知足」は、手に入れた物について、満足であること。

 

相棒のReikoさんから
「その言葉を、noriboが云えるのかい ? 」

と、ツッコミが入ることは覚悟の上、

あえて云っちゃいますと

 

今回の風車建設も、原発推進も、戦争も、食糧問題も・・・

その発端の根幹にあるのは「小欲知足」を理解できない、

人類の残念なノーミソにあるのではないか ?

今一度、何のためのノーミソなのか

しっかりと考え直さにゃいかんのでは

…と思う次第なのであります。

 

なーんて、偉そうに述べつつ、

数日前、キタムラカメラのインターネット通販で

新しい中古カメラ ? ポチッちゃいました

 

先ずワタクシがオオアリクイに学び直しです。

 

 

 

 

 

会津大沼風力発電事業廃止 !! そして「じねんと」のこと

 

2022年8月4日(木) 福島民報より 事業廃止の公告

本日の福島民報の25ページの右下に

風力発電事業廃止の公告が、ひっそりと掲載されました。

それにしてもちっちゃ~ (小さい) !!
元の大きさでは老眼じゃなくても読めるフォントサイズではない。

実際、僕より先に新聞を読んでいた相棒は見落としていた !!

 

でも、これで一応、正式に中止が決定したということで

日立造船さんと関係者の皆様には大変申し訳ないですが、

今夜は相棒と美味しい発泡ドリンクをいただくことにします。

 

ただ、7/28の投稿

https://noribo-nlfblog.hatenadiary.jp/entry/2022/07/28/074601

にも書いたように、国も県も「再生可能エネルギー事業イケイケ」ですので本件も余談を許さない状況ですし、会津や東北、そして日本各地でエコの御旗の元にとんでもない事業計画がたくさんあります。
これからも注視をし、発信を続けます。

よろしくお願いします。

 

尚、一日遅れになりましたが最終日、意見書を提出された、日本イヌワシ研究会さんと日本野鳥の会会津連合さんの本文を、昭和村、菅家博昭さんのブログ「記憶の森を歩く」にリンクさせていただき、ご紹介します。

 

◆日本イヌワシ研究会さんの意見書

kanke2017.blogspot.com

 

 

日本野鳥の会会津連合さんの意見書

kanke2017.blogspot.com

 

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それからもう一つ嬉しいお便りというか、この時代にあって手作り感満載(これは最上級の敬意)のミニコミ紙が届いきました。この感じ、久しぶりだなぁ。

送ってくださったのは7/27に初めて伺った昭和村ファーマーズカフェ大芦のマスター、佐藤孝雄さん。
ミニコミ紙のタイトルは「じねんと」。

 

◆ファーマーズカフェ大芦 佐藤さんのブログ

zinento.exblog.jp

 

今回で第469号。タイトル下のsince を見てビツクリ。なんと1986 !!

第一号は36年も前 ではあーりませんか!!

うぁぁぁ・・・やるなぁ・・・というか、もう敬服の一言です。

 

で、コーヒーをすすりながら、久しぶりにゆっくりと「活字」を拝読。

 

今号は勿論「日立造船(大阪市)風力発電事業計画」の特集 ?

 

佐藤さんの元に届いた意見書をメインに

県内外からたくさんの関係者の皆さんの言葉と思いが

紙面の上でピチピチと跳ね、紙面から飛び出しそうです。

 

その生き生きとした文章の行間からは

佐藤さんや投稿されている皆さんの、

真摯な人柄と共に、昭和村への熱烈な愛を感じ

なんだかとても羨ましく感じました。

 

そして、どのくらいの発行部数か、正確なところはわかりませんが

校正、編集、レイアト、印刷、あて名書き、封筒入れ、切手張り・・・

などなどの一連の作業を考えると

それだけでも大変な作業です。

改めて、佐藤さん、すんげぇ !!

 

ちなみに「じねんと」とは会津語で 「自然に・徐々に」

昭和村語で「あせらず、ゆつくりと」

という意味らしいのですが、多分漢字で書くと「自然人」かなぁ、なんて勝手に思ってます。

僕もあとどのくらい現世に留まれるのか分かりませんが

最後まで、そうありたい強く思う今日この頃です。

 

 

風力発電が環境を脅かす⁈ 風力ブレードの廃棄問題

アメリカ合衆国のビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト「Business Insider」がyoutubeにアップしている「風力発電が環境を脅かす⁈風力ブレードの廃棄問題」という動画の概要欄には次のように記されています。

 

「近年、風力発電機のブレードが廃棄場に山積みになっていることが問題視されています。 環境のために行う風力発電が、地球環境を脅かしているのです」

 

youtu.be

 

 風車の羽(ブレード)は通常ガラス繊維とバルサ材で作られていて、その耐用年数は約20年。その交換の度に増え続ける産業廃棄物が今まで、処理をする技術のないまま、放置され野積にされてきました。

 

 「このブレードの廃棄物が2050年までに世界で4700万トンを超えると予測する研究も発表されています。」(動画内より)

 

近年になってやっと、その廃棄物となったブレードをリサイクル、リユースするための実証実験が始まったようですが、技術的に大変難しく、そのために費やされるエネルギー問題や経費の問題が山積し、実現にはまだ時間が掛かりそうです。

しかし今回の環境影響評価配慮書にそれらの点についての検証は一切行われていません。

 

また、CO2排出量の問題にしてもしかり。
稼働している時は確かにCO2の排出量は少ないかもしれませんが

原材料収集から廃棄までの一連の流れのなかで排出されるCO2

「ライフサイクルCO2」の評価については明記されていません。

 

勿論、これらの不備は事業者の責任というよりは、この環境影響評書そのものの不備であり、それを良しとする国の問題だとは思いますが…。

 

ところで、この構図。どこかで見たことがありませんか ?

 

はい。「トイレのないマンション」と揶揄される原発事業と同じ構造ですよね。

廃棄後の処理もできず、環境を汚し続け

再生させるのが現状では不可能な「再生可能エネルギー」マシーン。

 

それをこの国ではエコと呼びます。

 

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※環境影響評価配慮書縦覧と意見書提出期限までまだ一日あります !!

www.hitachizosen.co.jp

 

※インターネット署名も継続しています !!

 

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※尚昨日、南会津町長が会長を務める駒止湿原保護協議会の会議が行われ、菅家博昭さんの報告によると

「事業者から内々に、撤退すると連絡を受けている。数日以内に公表される予定で、その内容については福島県庁も知っている」とのこと。

8/4の公表を待ちたいと思います。

kanke2017.blogspot.com

 

 

 

日本自然保護協会も意見書 !!

僕と僕の人生の相棒のReikoさんは

(公社)日本自然保護協会に所属しています

 

通年、自然観察会を企画したり

四季のお楽しみイベントを開いたり

講師の仕事をさせていただいたり

主に町内の自然調べをしたり

地域の里山環境の整備のような活動も

したりしています。

 

その僕らの所属する日本自然保護協会も動きました

www.nacsj.or.jp

 

意見書本文(pdf)

 

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で、手前味噌ですが

自己紹介を兼ねてnoriboのもうひとつの仕事をご紹介します。

会津美里町公民館「宮川生涯学習センター」だよりです

 

 

 

 

 

子供らの感性は素晴らしいですね。いつもこちらが学びをもらえます !!

 

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こんな感じで町の公民館のお仕事も承っております。

 

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私たちはお天道様や水、そして空気がなければ

この星の上で生きていけません

食べ物もすべて自然の力に頼っています

 

それだけでなく、暮らしを支える

すべてのものを、大元まで辿れば

全部、自然由来です。

 

その恵みを保証してくれているのは

この星に生きるすべての生き物の生命と

そのいのちの営みです

 

にんげんは自然の存在なしでは

この星の上で生きてゆくことはできません

 

いや、この星の上では

どうあがいても

私たちは自然の一部として生きざるをえない

という方が正解だと思います

 

だからこそ、これからの僕らのため

そして未来を生きるひとたちのためにも

他の生き物たちと共に歩める社会の実現を

私たちは真剣に考え、行動をしなければならない

と考えています。

 

僕らの活動の根っこはそこにあります。

 

真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、

          村を破らず、人を殺さざるべし

                    田中正造                  

www.eco-online.org

 

 

※こちら、ネット署名です !!

www.change.org

 

 

 

配慮書の縦覧と 意見書の期限まで まだ3日

会津大沼風力発電事業の環境影響評価配慮書の

縦覧と意見書の期限まであと3日。

 

というかまだ3日あります。

 

日立造船さんのホームページの

(仮称)会津大沼発電事業 環境影響評価配慮書の縦覧について

www.hitachizosen.co.jp

の「意見書の提出」という項目には

 

「配慮書について環境保全の見地からのご意見をお持ちの方は、書面に住所・氏名・ご意見(ご意見の理由を含む)をご記入の上、以下のいずれかの方法でご意見をお寄せください。」

と書かれてあります。

 

この「ご意見をお持ちの方は」という表現には

「俺たちの所業に文句を言うようなヤツはいるワケないだろうが、万が一文句があるような輩は」

というニュアンスが感じられて抵抗があるのですが

ま、そこはさて置いて

 

意見書というと、つい堅苦しく考えてしまい

また、僕などはつい、重箱の隅を突くような

揚げ足取りの、嫌味な文章になってしまうのですが
(今回もネチネチと長文をしたためてしまいました。ああ、この性格なんとかならんもんかなぁ)

 

昭和村で、かすみ草を育てらっしゃる

菅家洋子さんの意見書を拝見した時

ずっしりと心に響く感動と共に

「これで良いんだ。否、これが良いんだ !!」

と思わず声を発していました。

 

ご本人の許可をいただきました。

以下、ご紹介します。

 

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菅家洋子さんの「意見書」全文

 

みなさんにも、大切にしたい場所、人、思い出があると思います。

そのすべてを包み込む私たちの「暮らし」を脅かすものとして、突然やってきたのが、みなさんでした。

本当に驚きました。こんな大きな、日々の景観や空気、環境が一変するような計画が進んでいるなんて、何も知らなかったのですから。

周辺に暮らす人たちは、たった今も不安の中にあります。心配しています。

こんな暴力的な方法で、土地の人を傷つけるのが、日立造船のやり方なのでしょうか。

風力発電は受け入れたくない、という思いのある人たちと励まし合いながら、意見書を書いたり、福島県庁に葉書を書いたり、意志表示を続けています。

夏はみんな忙しいです。多くの人が野菜畑を持ち、自家用、家を離れた子や孫に送る分を作っています。

昭和村の中心産業である「かすみ草」栽培、文化の中心にある「カラムシ織」、どちらも畑での収穫の真っただ中です。

我が家はその両方を営んでいます。ただでさえ寝る間を惜しんで作業をする時期に、みんなこの計画のために、心身を酷使しています。

山肌に風力発電の鉄柱が建てられることを、自分の体にそれが突き立てられるのと同じだと言った人がいました。

政治、権力、お金、大きな仕組み、その流れの中で進んでいることなのだと思いますが、

みなさんの行っていることを、人としての心、生き方として振り返り、考え直していただきたいと思います。

私たちは今回のことで、改めて土地の文化を学び直し、自分で考えること、勇気を持って声をあげることの大切さを思い起こしています。

昭和村はこれから、もっといい村になっていくと思います。

ぜひ、遊びに来てください。その際はご案内します。

 

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僕がもし日立造船の担当者で

この意見書を読んだら、

「私たちの所業で地域の皆様には多大なご迷惑をお掛けし

誠に申し訳ございません !! ははぁ・・」

と、涙を流してひざまずくだろう・・・。

 

実際の日立の担当窓口「Oさん」は

お仕事とはいえ、さぞや、ご心労のことかと・・・。

 

あ、また嫌味なブラックnoriboが顔を出し始めました。いかん、いかん。

 

と、少し茶化してしまいましたが、私たちの思いが届くことを

心から、心から 願っています。

 

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意見書の期限まで、まだ3日あります。

意見書用紙には一応書式があり、

1p目に意見書用紙を使えば、2p以降は普通の紙でも良いということです。

 

改めましてよろしくお願いします。

 

 

※菅家洋子さんのブログ「森のかすみ草」はこちらです

morikasumi.exblog.jp