風力発電が環境を脅かす⁈ 風力ブレードの廃棄問題
アメリカ合衆国のビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト「Business Insider」がyoutubeにアップしている「風力発電が環境を脅かす⁈風力ブレードの廃棄問題」という動画の概要欄には次のように記されています。
「近年、風力発電機のブレードが廃棄場に山積みになっていることが問題視されています。 環境のために行う風力発電が、地球環境を脅かしているのです」
風車の羽(ブレード)は通常ガラス繊維とバルサ材で作られていて、その耐用年数は約20年。その交換の度に増え続ける産業廃棄物が今まで、処理をする技術のないまま、放置され野積にされてきました。
「このブレードの廃棄物が2050年までに世界で4700万トンを超えると予測する研究も発表されています。」(動画内より)
近年になってやっと、その廃棄物となったブレードをリサイクル、リユースするための実証実験が始まったようですが、技術的に大変難しく、そのために費やされるエネルギー問題や経費の問題が山積し、実現にはまだ時間が掛かりそうです。
しかし今回の環境影響評価配慮書にそれらの点についての検証は一切行われていません。
また、CO2排出量の問題にしてもしかり。
稼働している時は確かにCO2の排出量は少ないかもしれませんが
原材料収集から廃棄までの一連の流れのなかで排出されるCO2
「ライフサイクルCO2」の評価については明記されていません。
勿論、これらの不備は事業者の責任というよりは、この環境影響評書そのものの不備であり、それを良しとする国の問題だとは思いますが…。
ところで、この構図。どこかで見たことがありませんか ?
はい。「トイレのないマンション」と揶揄される原発事業と同じ構造ですよね。
廃棄後の処理もできず、環境を汚し続け
再生させるのが現状では不可能な「再生可能エネルギー」マシーン。
それをこの国ではエコと呼びます。
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※環境影響評価配慮書縦覧と意見書提出期限までまだ一日あります !!
※インターネット署名も継続しています !!
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※尚昨日、南会津町長が会長を務める駒止湿原保護協議会の会議が行われ、菅家博昭さんの報告によると
「事業者から内々に、撤退すると連絡を受けている。数日以内に公表される予定で、その内容については福島県庁も知っている」とのこと。
8/4の公表を待ちたいと思います。