大規模風発反対 !! てんでんこ再び イヌワシと共に !! 

会津若松市で計画されているいくつかの大規模風力発電事業の開発計画に関わる重大な動きがありましたので、久しぶりの投稿です。

2月15日、友人から「計画地の近くで「イヌワシ」が確認された」旨の一報が入りました。

大型の猛禽「イヌワシ」は国の天然記念物に指定され、環境省第4次レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類(EN)の評価。

我が国での生息数は約500羽と推定され、福島では会津の一部にしか確認されていません。

 

豊かな自然環境の象徴とされる生態系のトップに君臨する生き物ですが、生息数が減ってしまった要因には森林や草原の手入れ不足によって狩場適地が失われたこと。それによる餌となる動物の生息環境と生息が減少したこと。

またダム建設や林道工事などの大規模開発や、その他レジャー等の不用意な接近による撹乱(特に繁殖初期における営巣放棄)。更には農薬や鉛などの化学物質の蓄積による影響を示唆する意見もあります。つまり、いずれもが人為によるものです。

 

srge.info

 

そのイヌワシが建設予定地、会津若松市の東部を南北に走る「背あぶり山」の近くで確認されたのです。

 

会津の歴史を語る上でも重要な「背あぶり山」には既に㈱コスモエコパワーによる8基(会津若松ウィンドファーム事業)が山頂近くに稼働しています。

計画を知った2009年当初、建設地が国によって指定された「緑の回廊」と一部重なり、また近郊の地域住民への低周波被害も懸念されたため、私たちも数名の仲間と建設反対の声を上げたのですか、力及ばず。止めることは出来ませんでした。

 

www.rinya.maff.go.jp

 

その後、背あぶり山周辺での新設計画が乱立。

現在、㈱イメージワンによる「会津若松みなと風力発電事業」の5基、クリーンエナジー合同会社の10基、そして前出の㈱コスモエコパワーによる「会津若松ウィンドファーム増設事業」に至っては40基の建設が予定され、近郊住民の反対の声を押し切るように着々と進められています。

 

nanaripo3710.seesaa.net

 

その予定地はやはり前出の「緑の回廊」と重なります。

そして、確認されたイヌワシや同じく絶滅危惧ⅠB類(EN)の評価を受けている8ペア以上と推測されるクマタカの営巣、生息地とも重なっています。

 

kanke2017.blogspot.com

 

 

昨年、会津大沼風力発電事業を食い止める大きな力となった昭和村のKさんも早速動き始めています。

私も微力ながら動き始めます。

会津の豊かな自然環境の象徴、イヌワシクマタカと共に

そして「てんでんこ」に。

 

資料/クマタカ バードストライクで死亡

www.sankei.com